移転1番乗り

グレちゃんの家の近くには

道路計画がありまして、

ここへ家を建ててはや19年、

一向に進んでいなかった計画は去年あたりから

動き始めました。

 

うちは関係ないです。

20年前の時点で

道は直線距離で50m離れたところで

すでに作られて

行き止まりの状態で止まっており、

あー、50mってこんな感じね

って、感覚だけは分かってました。

 

移転が必要なのはお向かいの家。

地主さんで、すげー広い敷地です。

自宅の並びには畑と月極駐車場もある。

なんならうちの並びにも駐車場があり、

少し離れた場所にいくつか畑もあり、

賃貸住宅も持っている。

うちも元々そのお宅から購入した土地に

家を建てたのだ。

 

なのでこのお宅は移転というか、

道路に取られない場所に

建物をずらして建て直すことになっていて

ただいま新築中。

(平屋だよ〜なんとうらやましい)

年内に完成するらしいよ。

 

そして先日、

ピンポーン、と誰かが訪ねてきた。

出るとお向かいさんのお隣の

中古車屋さん兼レンタカー屋さんのおっちゃん。

ここもお向かいさんに借りてるはず。

 

「いや、あそこを明け渡そうと思ってね」

「ちょっと早いんだけど、、」

 

移転の挨拶に来てくれたんだった。

旅行に行ったりしていて気づかなかったけど

すっかり片付けたんだそうな。

 

「まぁ1番乗りってことで」

 

このおっちゃん、

実は息子の同級生のパパなんだけど

多分向こうは気づいてない。

気づいてないけど、

いっつもグレ夫に声をかけてくれた人。

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(白ごはんに飽きた!というのでなんちゃってちらし寿司)

 

グレ夫が退院してから

毎日の散歩を続けてたとき、

「頑張ってるね!」

「だいぶ安定してきたね!」と

毎日のように声をかけてくれて

どれだけ励まされたことか。

近隣にほぼ知り合いのいないグレ夫は

声をかけてもらっていることを

いつも嬉しそうに話してた。

 

「グランドの向こうの駐車場知ってる?」

「あそこに移転することにしたから」

「散歩の足を伸ばして見にきてよ」

と言ってくれた。

うん、遠回りの散歩のときはよく通ってる場所。

きっとまた会えると思う。

 

おっちゃんが1番乗りだったけど、

このあと駐在さんとファミマも移転するはず。

駐在所は交差点にあるものだから

またすぐ近くに移転するだけと思うけど

ファミマはなくなっちゃうかなぁ??

以前は別な場所にセブンもあったけど

ずいぶん前に閉店しちゃってて、

ファミマまでなくなっちゃうと不便になるな。

 

20年も同じところに住んでいると

変わっていくことも多いのね。

 

そういやおっちゃんに聞いたんだけど

移転先もまたお向かいさんに借りるんだって。

なんだって!?

お向かいさん、どんだけ物持ちなの〜!?

うらやましいわ。

グレ夫の実家も富山じゃなくて東京だったらねぇ。

グレちゃんち、大金持ちよ??

ははっ、、