本当は先月に打つ予定でしたが
義兄の不幸と重なってしまって
予約が1ヶ月後ろへズレました。
ときどき雨も落ちる寒い日だったというのに
薄手のヒートテックに薄手のシャツという
寒そうないでたちで出かけようとするので
ニットのカーディガンを着たら、と言うと
「注射のとき脱がなけりゃだから、」
「いっぱい着てると大変なの！」
と怒ります。
病院に着いたら脱げばいいじゃん、、
「それに看護師さん、」
「いつも着るときは手伝ってくれるけど、」
「脱ぐときの手伝いはないんだよ、」
注射のときは先生、
「ご家族はお外で待ちますか？」
と言われるのでそうしてるんですが、
いつもひとりでもたもたしちゃって
それが嫌だったらしい。
そういうわけで今日は脱ぐのを手伝ってから
外へ出ようかと思ったら
「どうぞどうぞ、そこへ掛けて待っててください」
と先生が〜。では遠慮なく。
ボトックス注射、見るの初めてなんですよね。
先生、注射器とアルコール綿とカット絆、
それにメーターみたいなのを用意してます。
まずは胸の筋肉、脇の下付近から。
メーターから線が延びていて、
小さなパッドが付いているんですが、
それを腕のほうに貼り、そして注射器を、、
ん？注射器もメーターと線で繋がってるみたい。
なんだろう？
このメーター、筋肉の位置とか探すものなのか、
それとも薬の量を調節するものなのか、
両方か？？
「チクッとしますよー」
脇の下に近い胸の筋肉に案外と太い針がぷすり。
針が刺さってる間じゅう、
メーターがビリビリ言ってる。
「はい抜きます」
すっと抜いた針はすんごい長いんだけど、、
6cmくらい？
え？これいまどれくらいまで刺さってた？
「次に行きますね」
今度は腕。わたしのいるところから良く見えるよ。
パッドを移動させて、針を、、、ぷすっ
お、、おおっ、、、そんなに？
針はどんどん腕に入って行って
根本から1cmくらいしか見えてないよ。
うわぁ、、、痛そう、、、
腕はさらにもう1ヶ所、
脚に移動して3ヶ所。
ねぇ？痛くなかったグレ夫？
「うん、チクッとする気がするけど、」
「麻痺してるから」
ふーん。
あのメーター、狙ったところに
ちゃんと針先が入ってるか
確認するものかも知れないな、、、
あんなに深く入っていくんだもんね、
手探りで打つのはこわすぎる。
ちょっと調べてみたけど、多分筋電計？かな？
狙ってる筋肉が表面から近いところにあったり
深いところだったりいろいろだから
確認しながら打つためのものらしい。
針筋電計、ってあったけど、
針が注射針と一体化してるのかなぁ？
今日打った場所はここ。
今までより1ヶ所追加になってるそうです。
そうだった、
もう少し増やそうって話をしたんだった。
なのでお会計も前回より1万円ほどアップ、、
84,000円くらいでした。
グレ夫、退職して契約社員になったけど
健康保険はそのまま入れてもらってるんだよね。
だから高額医療費は3ヶ月後に戻ってきます。
良かったよ、、、
そうじゃないとボトックス、
なかなか続けられないよなぁ。
「オレの前に診察受けてた人さぁ、」
ご夫婦でいた人だね？
「入院してリハビリするんだって」
「手が動くようになれば良いなって言ってた」
いつそんなことが聞こえたのか知らないけど
羨ましそうな様子のグレ夫。
もともとKOに通い始めたのは
NHKの番組を見たから。
TVに出ていた人のように
麻痺した手がもう一度動くようになるのなら
入院してそのリハビリを受けたい、
って思ったのがきっかけだった。
通い始めた頃は
指先をアゴ付近まで持ち上げることができなくて
入院加療の対象に該当しない、だったけど
今はできるようになってるんだけどなぁ。
ここ半年はボトックスするだけになっちゃって
手の動きもあまり良くはなっていない。
悪くもなってないけど。
悪くなっていないのは
リハビリとボトックスのおかげなんだけどね。
いつか少しでも手が使えるようになったり、、
は、するの？かねぇ、、、
いまのグレ夫はいつもおヒマだから
いつでも入院オッケーなんだけど〜
