ほんとにヤバイのは頑固なオヤジ、、、
ことの始まりは弟からの電話。
「なんだかトモちゃんから電話があって、」
「100万貸して欲しいって言われたらしいのよ」
トモちゃんと言うのはわたしたちのいとこでね、
岡山在住です。
出張で上京してるんだけど
決済で？決裁で？
どんなケッサイだか知らんけど
必要になったから貸して欲しい、って
電話があったんだって。
はい。100％詐欺ですな。サルでも分かる。
「だけど言うこと聞かないのよ」
「お姉ちゃんからも電話してもらえない？」と弟。
そう言われて実家に電話したのよ。
100％間違いなく詐欺だから
いますぐ警察に電話しろ、って。
だけどひとの話に耳も貸さず
大慌てでお金を下ろしに行ったじーさんは
わたしの父(82歳)です、、しょーもない、、、
「急いで用意しないといけないのに、」
「クレジットカードが見つからないんだよ！」
って、あのね、
トモちゃんがお金なんか貸してって
言うわけないでしょ？
こっちからもう一度電話をしてみたらどうなの？
だいたいお金は誰に渡すの？
トモちゃんが自分で取りに来るの？違うでしょ？
誰かを取りに行かせるから
その人に渡して欲しいって言うんでしょ？
全くその通りらしいんだけど
「分かった分かった！」
「電話してみるから！」
と電話を切られてしまいます。
仕方なくわたしの方でも岡山のトモちゃんへ
電話をしようと思いますが
あれ？電話帳登録してなかったっけ？？
仕方ない、トモちゃんの弟のふーちゃんへ電話。
うーん、出ない。
じゃあトモちゃんと同居してる伯母へ電話。
「あぁグレちゃん、どーしたー？元気？」
伯母はすぐに電話に出ました。
久しぶりだからゆっくり話したいとこだけど、
ねぇいまうちの父から電話なかった！？
「あったあった、お母さんから」
「トモちゃんいるか？って」
「いるよって言ったら、えええっ！？って、」
、、やっぱり。
トモちゃん打ちっぱなしに行ってたらしいけど
運良くちょうど帰ってきて
母と直接話をしてくれたらしい。
「何があったん？」と伯母。
聞いてないんだ？？
それがね、、と、ひと通りのことを話して
伯母さんも気をつけないといかんよ？
と電話を切ります。
さて、、やっぱり詐欺だった。どーしたものか。
「警察へ電話だろう」
そばでずっと聞いてたグレ夫と娘が言うけど
え、、警察ってどこへかけたら良いの？？
「110番！」
えー、、119番は何度もかけたけど
110番は経験がないぞ、、、
グレ夫たちに早くしろ、と言われて
生まれて初めて110番、かけちゃいましたよ。
(特に意味はない立派な松の木)
「事件ですか？事故ですか？」
あ、、、テレビとおんなじ。
ほんとに言うんだ〜、、、
えーと、、、どこにかけて良いか分からなくて
ここへかけたんですが、、
えーと、、、
しどろもどろのグレちゃん。落ち着け。
今までのいきさつを話し、
実家は埼玉のどこそこで、
わたしと弟はそれぞれ離れたところにいるので
すぐに向かうことができなくて
どうしたら良いのか、、
と言うと
すぐに管轄の警察署へ電話を回してくれました。
電話、そのまま回せるんですね。内線並み。
そしてすぐに実家へ
警官を派遣してくれるとのこと、
また連絡をするので
電話に出られるようにしておいてください、
と指示されました。ふー。
そしてまた実家へ電話します。
お巡りさんが来てくれること言っとかないと。
すぐに母が出たんですけど、
「お父さん、お金おろしに行っちゃった」
「急ぐからって、慌てて、」
「トモちゃんに電話がつながる前に、」
えぇーーーっ！？
し、信じられない、、
100パー詐欺だからって、あんなに言ったのに、、
ヤバイ、
お金は家に取りに来ることになってたらしい。
住所を教えたらしい。
電話！警察へ電話！
お父さんがお金下ろしに行くのを見てて
どっかで襲われたら大変！！
「え？110番で良いの？」
って母、、さっきのわたしと同じだよ、、
、、、長くなるから続きますね、
