またもや珍道中、、、富山葬式編②

珍道中①はこちらから。

yugre.hatenablog.com

 

富山へ到着したその日の夕方がお通夜でした。

 

わたしもこんな歳ですんで

親類や知人の通夜や告別式にも参列してきたし、

前職は老人ホームの事務員ですから

入居者の葬儀にも何度か行ました。

 

ほとんどが東京や横浜で、でしたが、

父の出身が岡山なので

岡山での式も見たことがあります。

 

でもどこもそんなに変わりはなくて。

もちろん宗教によってお焼香の代わりに

献花とかしきみとかってのはあったけど、、

 

変わったお葬式といえば

若い頃に秘書をさせていただいた

職場の社長が亡くなって

それが大蔵省の天下りの方だったもんで

青山葬儀所で、葬儀委員長が渡辺ミッチーで

その頃オークラ大臣だった竹下さんなんかが来た、

みたいなのがあったけど、

あれは特殊すぎて比較にならない感じか。

 

今回のお式は青山葬儀所ほど違うことはないけど

そのほかの普通?のとはだいぶ違ってた。

初めてのことが多くて、

へ!?ってなることがいっぱいだったね。

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(キバナコスモス、かな?)

 

会場になってるなんたら会館に到着すると

入り口で義姉家族が並んでて、

ん?なんかあったんか?

と思いきや、お出迎えですか、、

えっずっとそこで立ってるの??

 

奥には受付があって

あなたたちは誰?って人がたくさんいて

受付してる。

受付の向こうへ行くと

どーん!!!!とバカでかい祭壇と

広〜いホール!

なんじゃこりゃー!

 

いくつも並んだ生花と

でっかい長方形の透明な箱に

カラフルな箱がいっぱい詰められていて

それぞれバカでかく名前が貼ってある。

あ、グレ夫の名前が書いてある。

あ、グレ息子の名前もある。

お菓子だ、、スーパーで売ってるような

お菓子の箱がぴっちり入ってる。

カゴじゃないけどこれがかご盛りなんだって。

それが20個くらい祭壇に並んでる、、

 

そしてホールの中央、

椅子席の間に棺が安置されていて

お顔の扉が開いてる。

お焼香の人たちはみんなお顔をのぞいていく。

、、、マジか。

みんなに見せちゃうんだ??

わたしだったら見られたくないなぁ。

 

通夜のお式が始まるまで

ホールの後ろの方の待ち合いのような場所で

お茶を飲んでいたんだけど

ひっきりなしに人が来て

お焼香して、お顔を見て、帰ってく。

どんだけ人が来るんだろう??

74歳で確かにまだお若かったけど、

お仕事引退してだいぶ経っても

こんなにたくさんの人が来てくれるのね、、

 

定刻になり、ホールへ移動。

準備された椅子に座ってお経を聞くのは

親族だけらしい。

そしてお坊さん登場。

え?2人も来るんですか?

檀家になってるお寺の住職さんたちのようです。

お経はまるで二重唱。

住職さんの話に喪主の挨拶。

お通夜でもやるのね?

 

終わったらまた義姉家族のお見送りを受けて

通夜振る舞いは時節柄か精進料理のお持たせ

あらー、、、

こんなのもらっちゃったら今夜お寿司は無理だわ。

ごめんね娘ちゃん。

 

義姉家族とほぼ言葉を交わすことなく帰宅。

というかホテルへ戻る。

なんだかこれは初めてのパターンの

葬式になりそうな予感、、、

 

生花の名札に氏名じゃなくて

地名の入ったものがあって

どうやらそれは町内会から出た生花らしい。

受付をしていたのは町内会の方たち。

そして喪主の挨拶で言ってたけど

たくさんやってきたのは近所の方がた。

 

すごいわー、、、

わたしのうちのご近所なんて

お隣のおじいちゃんおばあちゃん、

いつの間にか居なくなってるし

(生死も不明よ?)

斜め後ろのお宅もそう。

娘さんたちもいつの間にか居なくなって、

嫁に行ったんだか独立したんだかも

分からないし、聞きもしないわ。

 

この高齢者ばかりのエリアに住んでいたら

年に2、3度は葬儀の手伝いがあって

毎月のようにお通夜に行く感じ?

 

いやー、、久々のカルチャーショック、、

すげーカネがかかりそうなお葬式だわね、、