楽しみというものがない

わたしはいま夏休み中。

箱根で念願の露天風呂付きの部屋を予約したりも

してみましたが

グレ夫は「8、9月でないと夏休みは取れない」と。

 

グレ夫が乗り気じゃないのに

出かけてもしょうがない、とキャンセル。

コロナ増えてるからちょうど良かったかもだけど。

 

毎日ぼやっと過ごしても仕方ないので

ひとりで実家へ行ってくることにしました。

 

「18時になったらお風呂へ入ってるから」

「どうせ帰りは遅いんだろ」

 

またそんないいぐさ。

 

そりゃー実家までは片道1時間半。

洗濯してからグレ夫の昼食も用意して、

歯医者も受診してから出かけるので

出発はもう11時近いです。

そんなに早くは帰って来れないだろうけど、、

 

今日行かなきゃいけないわけじゃない、

8月になってから一緒に行く?とも聞いたのです。

でも「いい」って。

 

わたしだけ出かけるとすぐひねくれる。

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(夜のおやつセットがヤバイ。糖分取りすぎ)

 

平日なのに道は案外混んでいます。

実家の近くにはアウトレットやコストコもあって

週末は混み合うけど、、

そうか、子どもたちは夏休みだもんねー、

平日だって出かけること増えるよね。

 

わたしも母をコストコに連れてく約束をしました。

高齢者って何をするのも時間かかるでしょ?

着いたら出かけるからねー、と

途中から連絡を入れてるのに

やっぱり支度は出来てない(^◇^;)

 

コストコのあと普通のスーパーへも連れて行って

実家へ戻ったらもう15時。

コストコで買ったものを分けたりー、

ちょっと掃除したりー、

そんなんでもうあっという間に時間が過ぎます。

さて帰らないと、となってからも

もらったものがいっぱい!

畑で採れたじゃがいも、庭のブルーベリー、

明太子、桃、、

コストコの荷物もあるし車に運ぶのにまた時間が。

それに実家近くのシャトレーゼに寄って

グレ夫の大好きなパリパリチョコショートを

買って行かねば、、

 

すっ飛ばして帰ったけどやっぱり道は混んでいて

結局は18時半を過ぎて、グレ夫はお風呂中。

 

大慌てで支度をしてやっと夕ご飯。

グレ夫は元気がない。

「、、、お父さんとお母さんは元気だった?」

「お母さんもコストコでたくさんお買い物した?」

「楽しそうだね、、」

そしてご飯の最中なのにお箸を置く。

「今日OTさんに悩みごとを聞いてもらったの」

留守の間に訪問リハがありました。

 

「オレと同じ半身麻痺の人で、」

「楽しく過ごしてる人はいますかって聞いてみた」

「彼はね、オレと話をしてるときも、」

「手を休めないんだよ」

 

話すことでリハビリの時間が減るのも嫌なグレ夫。

そういう細かなことまでが悩みのタネらしい。

(あなたも手を休めずに夕飯食べなさいよ)

 

OTさんは「そういう人もいますよ」と。

あとはグレ夫の話を聞いてくれたそうで。

 

1番の悩みは9月で退職したらその後どうなるか、

なので、多分そんな話をしたんだろうけど

そのほかにも細かな悩みがあるようで、

そんな諸々をいつも考えていれば

楽しい気持ちになれるはずもないよね。

 

だいたい、もともと趣味もないグレ夫が

楽しく過ごすって、どうしたらいいのか?なんて

OTさんにだって分からないと思う。

分からないけど、話は聞いてくれたんだね。

いいOTさんだよね。

 

わたしだってグレ夫が何をしたら楽しいのか

分かんない。

どこかへ行こうよ、と言って

ついてくるのは買い物と外食だけ。

映画は行ったけど。

ここに行ってみよう、あそこへ行ってみよう、と

提案しても、

「オレはいいよ、」

「トイレとかも心配だし、、娘と行きなよ」

「もっと元気になったら行くよ」

って言うんだけ。

グレ夫が楽しくなるために

わたしができることっていったい何なの?

それを教えてくれなきゃ分かんないよ。

 

そもそも1番大きな悩みがどうにかならないと

何をやっても楽しい気持ちには

なれないんじゃないかと思う。

でもそれは、自力ではどうにもならないこと。

どうにもならないことを

いつもいつもくよくよと考えていても

仕方ないことだってわかって欲しい。

頭を切り替えて欲しい。

 

病院になる前のグレ夫が楽しかったことって

なんだろう?と考えてみたけど、

お酒を飲むこと、

運転してどこかに行くこと、しか

思いつかない。

 

少しの間だけでも嫌なことを忘れて

楽しめることを見つけてあげたいとは思うけど、

楽しもうとする心を持たないのが

楽しくない1番の原因ですな。