手すりから手を離すなっつーの!

前回通院同行した帰り、

わたしは駅へ向かうエスカレーターを降りる

グレ夫の後ろに立っていました。

 

もぞもぞ、、

なにしてるの?と思ったら

手すりを握ってない!危ない!!!

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(写真がアレだけどびかびかしてるのは月です)

(グレ夫の部屋はうちで1番眺望が良い)

 

杖についてるヒモ、輪っかになってるやつ、

あれが煩わしいのか

すぐに手首から外しちゃう。

確かに何をするのも右手だから

手を動かすたびに杖がついてきたら

煩わしいんでしょうね。

 

だから電車やバスに乗って着席すると

すぐに杖のヒモから手を抜いて

スマホをいじったりしています。

別に杖をついて電車を降りるなら

問題はないのですが、

降りるとき、必ず手すりを使うんですよ。

その方が安定していて安心なんでしょうね。

杖から手を離さないと手すりは握れない。

手を離す時のためにヒモに手首を通してるのです。

だから降りる段になって慌ててヒモを通して、

立ち上がって、とやってるので

ただでさえ電車が止まるまで立ち上がれないのに

(止まる前のひと揺れが危ないから)

余計にもたもたと時間がかかるのです。

 

障害者だから、もたもたしていても

ほとんどの人が嫌な顔もせず待っていてくれます。

だからって、それに甘えちゃいかーん!

ちゃんとあらかじめ準備するのだ!

 

、、、って話が逸れましたけど、

そういうわけで

杖のヒモから手を抜いたまま歩いていて、

あ、エスカレーターに乗るぞ、って

乗るときは手すりを握らないと乗れないから

慌ててヒモをちょいかけして乗って、

乗ってる最中にきちんと通そうと頑張ってる、

そのとき手すりから手を離しちゃう、

感じ?

 

びっくりしたわたしが

手すり離すな!

と叫ぶと慌てて握ってました。

 

駅って急いでいる人が多いので

グレ夫が立っている左側を

みんな駆け降りていきます。

グレ夫の左足はあんまり言うことを聞かないので

真ん中の方へはみ出してる時もあるから

そこに引っかかる人もいるかもしれないし、

大きなバッグを肩にかけてる人もいるから

それがグレ夫にぶつかるかもしれません。

そしたら安定の悪いグレ夫は

ふらつくかもしれないじゃないですか。

手すりを握ってなかったら

落ちちゃうかもしれないじゃないですか。

上りのエスカレーターだったら

後ろに落ちるかもですよ?

 

想像しただけでこわい、、、

 

「そうだね、ごめんごめん」

そのときグレ夫はそう言ってました。

だけどまたもや今回の通院時、、、

 

病院内のエスカレーターで、

「先に行ってて。会計してて。」

そう言うのでわたしだけ先に降りました。

でも少し後ろをグレ夫も降りてきたのです。

なんだすぐ来るんじゃん、、と

振り返ったら

また手すりから手を離してる!

杖のヒモに手を通そうと頑張ってる!

、、、こないだと同じじゃん!

「危ない!!」

と言ったらグレ夫、ハッとして

手すりをつかみました。

 

それを見届けたグレちゃん、よろめく。

エスカレーター、下に到着してた。

よそ見してるグレちゃんも相当危ない。

3日続けて転ぶところだった、、、

 

まったく。

 

「ごめん、、、」

「くせになってるかもしれない」

「動いてる間に手を離してる何かするのが、」

とグレ夫。

 

やめてください、、

危機意識ゼロですね。