グレ夫も歩けば石に当たる

週末、グレ夫ひとりで散歩に出かけました。

川沿いのいつものコース。

わたしはお留守番。

 

出かけてしばらくした頃電話がかかってきました。

ん、、、?

まさか転んだ??

 

「いま川沿いの道なんだけどね、」

「石が当たって」

「痛い」

 

脚に石が当たったと言うのです。

???

すぐ行くから待っとけ!と飛び出して行くと

グレ夫がポツンと川を眺めながら立っています。

 

「川の向こうから石が飛んできて当たった」

「子どもが投げた」

 

川の向こう側は公園になっていて

今も小さな子どもと

その親と思しき人たちがいます。

小学生もたくさんいます。

 

グレ夫によると、

歩いていたら急に脚に痛みが走って

なにが起きたのかと思ったら、

川の向こうで子どもが3人騒いでた。

女の子が「当たったよ!わたしじゃないよ!」

と言ってもう1人の子と逃げていき、

残った男の子が1人、座り込んでた。

 

「石、投げたの?当たったよ」

とこちら側から声をかけてみたけど

男の子は首を振るばかり。

「痛かったよ。警察に言うよ?」と言うと

走って逃げていった、と。

近くにいた人が、どうかされましたか?と

声をかけてくれて、

「石が当たったんですけど大丈夫です」

と答えて、「おまえに電話したんだ、」

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(お見苦しくてすみません、問題のアザです)

(結構大きな石だったのかな、)

 

川幅は結構あって、

小学生が石投げてほんとに届くかなぁ?くらい。

遊歩道沿いにはフェンスがあるけど

隠れられるようなものじゃない。

向こう側から石を投げて遊んでいたのが

こちら側まで飛んできて

ちょうど通りがかったグレ夫に当たった感じ?

 

「川まで出る小道で家の工事してて」

「トラックが止まってた」

「通れないからあっちへ回れ、って言われて、」

頭にきた、ってこともあったらしい。

嫌なことが続いたからもう帰る、と言うので

そうしようかー、と話していたら

川の向こう側の公園で、こちらを窺う3人組が。

 

「あの子たちじゃないの?」

そうだそうだ、とグレ夫が言ってる間に

そのうちの1人が

向こう側のフェンスギリギリまで駆け降りてきて

「ごめんなさい!」

「僕がやりました、僕が石を投げました」

「そうしたら当たっちゃって、、、」

ここで泣き出す。

「僕がやりました、、」

遠巻きに見てる仲間2人が気になるけど、

その子はとても反省してる様子。

小学校の3年生か4年生か、、といったところ。

 

「わかったよ、もう石、投げちゃダメだよ」

「謝りに来てくれてありがとうね」

「もういいよ、大丈夫」

と声をかけたけど、ずっと泣き続けてた。

 

わたしは、石投げて遊んでいたのが

偶然グレ夫に当たった、と思っているんだけど、

グレ夫は、自分に向かって投げられたかも、

と思っているらしい。

「あの子は反省してるとは思うけど」

「こういうことがあったと警察に言いたい」

うちに帰って、石が当たった場所に

思いがけないほど大きなアザができているのを

見ながらグレ夫が言う。

そこまでは必要ないんじゃないの??

と返したけど、

わたしがジョギングに出た隙に

「電話しちゃった」

 

小道を占拠して、人も通さないトラックも

頭にきたから、

石のことと一緒に警察に電話して話した、と。

「公園の事務所に連絡しとくって」

 

あのアザから言ってだいぶ痛かったんだろうし、

もし頭に当たっていたら

グレ夫の場合は命に別状ありだろうし、、、

このままにしておくのは嫌だったんだろうな。

 

翌日、遊びに来た息子に話すと、

「(警察に電話したのは)当たり前でしょ」

「たまたま当たったってどうして言えるの?」

「アザの写真も撮っておきなよ」

でもそのあと、グレ夫と一緒に現場を見てきたら、

「まぁ確かにあの場所だったらね、、」

「わざとじゃないかもね」

「でも警察に連絡入れたのは良いと思うよ」

「危ない遊びで下手すりゃ大怪我だったんだから」

 

留守をしていた娘にも、こんなことがあったよと

アザを見せたら怒られた。

「その子の親に言わなきゃダメでしょ!」

「またやるよ!?」

「なんでわたしにすぐ連絡しないの!?」

 

えー、、

そこまでやるべきだったかなぁ、、、

もうやらないと思うけど、、、

 

でも嫌な思いをするのは

やった方もやられた方も同じだもんね。

次はもうちょっと考えたほうがいいのかな。

 

、、、ってもう次は勘弁だわ!