父からの電話

珍しくわたしの父から電話がありました。

それがついこのあいだ、

お正月に会った後にもかかって来たんだよね。

わたしの誕生日が近かったから

かかって来たのかな?珍しいな?

と思ったけど違った。誕生日のたの字も出ず。

 

「グレ夫さんはどうしてるの?」

「変わりないの?」

変わりないですよ。

救急車騒ぎのことは言わず、、

年寄りに心配させても仕方ない。

 

「グレ夫さん、富山へ行きたいんじゃないの?」

「行かないの?」

冬の間はね、、雪があると

わたしも運転が不安なのよ。

雪道はもう何十年も運転しないからね。

「そうか、」

それに義母が認知になって

グレ夫のことが分からなくなってから

帰りたいって言わなくなったんだよね。

行った方がいいと思う、と何度も誘って、

それでやっと年1回行く感じ。

 

またグレ夫の話なのね。

この間の電話もそうだった。

 

「考えたんだけどさ、」

「お姉さんが富山にひとりでいるんでしょう?」

「そこへ連れて行けば良いんじゃない?」

 

はぁ??

姉弟なんだからさ、」

「1ヶ月くらい行ってるといいんじゃない?」

 

義姉もひとりになって寂しがってるだろうから

ちょうど良いだろう、

だってさ!

 

そんなわけないじゃんねー。

義姉はひとりになっても楽しく生きてると思う。

女のひとはそういうもんだよ。

誰が好き好んで

なんもしないおっさんの面倒なんかみたいもんか。

 

わたしが離婚でもして、

グレ夫が仕事を辞めたら、

富山へ戻ることも考えるのかもだけど

それでも義姉の家に転がり込むことは

できないんじゃないかな、、

 

グレ父!なんでそんなこと思いついた!?

 

なんか、、すごーく良いこと思いついた、

みたいな口調だったなぁ、、

 

父には姉がいて(つまりわたしの伯母)、

父とは結構仲良くやっていて、

ついこないだも父は伯母の家に泊まりに行ってた。

岡山に住んでるんだけど。

 

父はとても元気だけど

もしグレ夫みたいになったら

伯母の家に転がり込みそうだわ〜

 

すぐ隣には甥っ子家族の家もあるし

弟夫婦も近くに住んでるし、

小学校の頃からの友だちも近くにいるんだって。

母にギャースカって言われ続けるより

ずっと楽しく暮らして行けそう、、、

 

そーゆーことね。

自分だったらそうだから、

グレ夫だってそうだろうって思ってんだな。

 

でも伯母と義姉はだいぶ性格が違うんだよ。

わたしは子どもの頃から

何度も伯母の家に泊まりに行ったことがある。

子どものころ弟と2人だけで行ったこともあるし、

ひとりでも行ったし、

もちろん家族揃って行ったこともある。

伯母は面倒見のいいひとだ。

 

義姉のところには泊まったことないよ。

グレ夫もない。

わたしは去年初めて家に行って

お茶をご馳走になったけど、

建て直した新しい家に行くのは初めてだったし、

前の古い家にも1度しか上がったことない。

逆にわたしの家で義姉の子どもを預かったことは

何回もあったけどね。

義姉自身も出張だなんだかんだと

よく泊まりに来たし、、

 

わたしたちが富山に行くときは必ずホテル。

うちへ来なさいよ、なんて言ってもらったこと

一度もないわ。

それがいけないってわけじゃない。

ほどほどの距離がある方がラクだもの。

ホテルの方がいいに決まってはいる。

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(木瓜の蕾もだいぶ膨らんでますね)

 

まぁそういうわけだよ、お父さん。

伯母さんと義姉は全然違うの。

グレ夫が義姉宅に滞在するなんて

3日でも無理だと思う。いや1日も無理。

そもそもそんなお伺いを立てることもできないわ。

 

でも新たな可能性の示唆ではあったよ。

わたしにはそんなこと思いもつかなかった。

 

父はわたしのこと心配してくれてるんだよね。

80歳を過ぎた父にいつまでも心配をかけて

申し訳ない。

しかも両親のことは弟に任せっぱなしで

わたしは何にもしていないというのにね。

 

ショートステイのことばっかり考えてたけど

わたしがもしも入院、なんてときには

義姉のところへ行くってのも

アリっちゃ〜アリだよね〜

そういうときだったら

言い出すことも可能な気がする。

可能性はゼロではない気がする。

 

頭の片隅に入れておこう。

お父さんありがとう。ふふん。