グレ夫の珍道中からの義父大往生②

面会の直前に義父が急死、、

急死なのか??

胆管に胆石ができて胆汁が流れず、

悪心のため食事ができなかったとか、、2週間も。

危篤状態だったなら連絡が欲しかった。

孫たちはすっ飛んで来て

全員が最期に間に合ったはず。

入院させるべきだったのでは?と思いますが

そうなると退院はできず

病院で最後を迎えることになったでしょう。

そうなるとそれがいつか?は分からず、、、

まぁ義姉以外みんな離れているとなると

なかなか難しいね。

 

葬儀社は決まっていました。

生前義父は互助会に入っていたのです。

義姉がそこへ連絡をすると

「最短で通夜は30日、告別式は31日」

と言われたようで

勝手にその日に決めちゃう義姉、、出たよ、、

 

亡くなったのは28日です。

なんの用意もして来てないわたしたち。

東京へ一旦帰るとして、それは明日。

こっちへ戻って来るのだって

早くて明後日でしょう?

参列するだけじゃないよ?喪主だよね?

無理無理無理、、、

 

「えっ!?帰るがけ??」と義姉。

(「け」は方言です。「帰るの?」的な)

帰るに決まってんでしょ!?

喪服もないよ?

自宅だってそんなに長いこと留守にするつもりで

出てきてません。

なぜ義姉が勝手に日にちを決めるんだ。

 

「だってもう今日中に施設を出ないとなんよ?」

「葬儀場連れて行って、」

「告別式までずっと家族が一緒にいるのよ」

 

、、、なんだって??いまなんつった??

「毎日よとぎせんと」

よとぎ?よとぎってなに??

 

聞くと葬儀所には通夜を家族で過ごす部屋があり、

亡くなった父はすぐに葬儀所に運ばれて

その日から家族がずっと父のそばにいて

ろうそくと線香を絶やしてはいけない、という

決まりがあるそうな。

それを「夜伽(よとぎ)」と言うらしい。

 

あーそんなの無理無理無理。

「1人で葬儀所に置いておかれないやろ!」

ならあんたが行け!

と、喉元まで出かかりましたがそうも言えず、、

 

わたしが長年勤めていた有料老人ホームでは

亡くなった日が退去日になるのは同じですが

それは書類上のことで

通夜の日に葬祭場に運ばれるまで

居室にそのままいることができます。

ここの施設はダメなの??

 

義姉はそんなことできんの一点張りなので

直接施設長に交渉。

急にこんなことになって今日葬祭場に運ばれても

付き添える家族がいません。

1、2日の間、居室においてくれませんか!?

「えー、、?そんな前例はないんですけど、、」

でもこの状況では無理があることは分かります、

了解しました、

と言ってくれたんですよ〜良かった!!

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(ホテルの朝ごはんもおいしくて、、グレ夫食べるの早すぎ)

(お腹をいっぱいにして娘を迎えに出たんだ)

(おかげで夜まで体力もったわ、、、)

 

次に再度葬儀社に電話。

こういうわけで通夜告別式を31、1日にしたい、

31日までは義父には施設にいてもらう、

と話したところ、、

ドライアイスはどうするんです!?」

「施設でやってくれるんですか?」

いや、冷房のみです、、

施設にドライアイス入れに来てくれないの??

 

「そういうことはやってません」

えー!オニ!どーしろって言うのよ!?

夜伽ができないんだってば、、

 

「あのですね、」

「今頃は遠方の親族が多いですから、」

「夜伽をしない人はいますよ」

「しなくて大丈夫です」

 

えっそーなの??だって義姉が、、

「大丈夫です。今日お連れしに行きますよ、」

「そうしましょう」

 

なんだなんだなんだ、、、

義姉が主張してるのは昔ながらの考えなんだ。

できないことはできないんだから

こっちも言われっぱなしじゃダメだわ。

 

話は二転三転、

やっぱりこれから義父を葬祭場へ運びます。