KO精神科6回目「運転は無理でしょう、」

今日は3週間ぶりのKO精神科受診でした。

 

前回からデパケンは1日3錠に増えています。

様子はどうか聞かれたグレ夫。

 

「5、6時間続けて眠れることが多くなった」

「食後にも眠くなっちゃうので、」

「それがなくて、もう少し夜更かしもできて、」

「7時間とか眠れたらいいな、と」

食後はみんな眠いけどなー。

 

「もうすぐ60歳というお年を考えると、」

「7時間というのはなかなか難しいかな笑」

と先生。確かに〜。

 

気分が上下するような出来事がそもそも減って、

薬のせいで穏やかになっているのかは

分からないけど

なんだか少し落ち着いている気もする。

 

だけどこういう薬は

パッと効くというものではないので

半年、とか長い目で見て、

そういえばあの頃より落ち着いたなぁ、

のレベルで判断するそうで、

そういうことなら

なんとなく効果が出ているということで

良いのかもしれない。

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(通るたびにてっぺんについてる花が増えてるんだけどー)

 

そしてグレ夫から運転免許更新の話。

H病院での検査の前に薬をやめなきゃですよね?

 

「この薬、飲んでいたからって、」

「運転できないわけじゃないんですよ」

てんかんじゃないですからね」

「そういう書類をちゃんと書くから大丈夫」

そうだったのか!

ぼーっとするからダメって言われたような、、

勘違いだったか。

 

「免許は身分証として持っていたいんですか?」

先生からの質問に

「いやできれば運転したいです」とグレ夫。

 

お、、、Σ( ̄。 ̄ノ)ノ

後ろで首を振るグレちゃん。

 

「それはねー、難しいと思うよ」

「調べてるわけじゃないから断言はしないけど」

「いまの状態で僕はOKは出せない」

「更新するだけ、は、いいと思うけどね」

 

後ろにいたので、

グレ夫がどんな顔をして聞いていたのかは

分からないけれど、

やっぱりショックだったろうかね。

運転、やっぱりしたかったんだよね。

ときどき「無理かも知れないから」なんて

言ってたけど。

でも最近のいろいろな様子から見て

わたしも無理かな、、と思い始めてた。

 

グレ夫だけ退室したあと、

先生と少し話したけれど、

前にも話が出た脳を詳しく調べる検査、

あれをやれば運転できるかどうかはすぐわかる。

だけどやってしまうと、

運転が無理な状態だったとき、

更新するだけなら良いでしょう、とも

言えなくなる。

 

なるほどね。

 

だけど、これも前に書いたけれど、

グレ夫の脳みそがどうなっているのか、

何ができて何ができないのか、

それをはっきりさせたい気持ちは

すごくある。

グレ夫はどうか知らないけど、

わたしにはすごくある。

 

何度言ってもできないこと、やらないこと、

それはもうこの脳の損傷状態じゃ

できないのよ〜ってことになれば

わたしの気持ちの持ちようも全然違うし、

グレ夫に対する接し方も変わってくるでしょ。

(いや、変わってくるはずだ!)

だからいつかはこの検査をしたいけど

今じゃないほうがいいわけね。

 

運転ていうのはものすごく怖いことで、

今のままの状態のグレ夫が運転をするってことは

ほとんど考えられないことで、

たとえ、更新OKですよってなって、

実際更新してみたら更新できちゃったとしても

左麻痺のグレ夫が運転できるように

車の改造をするか?っていうと

答えはNOだ。

 

ここまで何となくずるずると

運転するかしないかってことを

真剣に考えずに来ちゃったけれど、

いや、更新するかしないかじゃないよ?

更新はする。させたい。

でも運転は、、、無理だ。

 

なんか今日先生から言われて、

ストンと心に落ちたというか、

諦めがついたというか、

うん、そうだよな、そりゃそうだって思った。

あくまで、わたしが。グレ夫ではない。

 

本人が運転したいですと言うのを聞いた

先生としては

免許更新自体も危険だと思っている節もあるけど、

でも、当初の予定どおり、

グレ夫の言うとおり、

免許更新に向けてH病院で検査してもらうつもり。

グレ夫の高次脳機能障害について

H病院がどう思っているのか分からないけれど

当然検査っていうのはそういう検査のはず。

だからやっぱり更新したらダメですよって

結果になるかも知れないけどね。

 

診察のあとも帰宅してからも

運転のことには触れないグレ夫。

わたしからも何も言えないでいる。

 

ドライブが唯一の趣味だったからなぁ、、

 

ごめんね、でももう運転はダメだよ。

これでわたしが助手席に戻る希望も潰えたわ。