グレ夫が脳出血を起こして早1年。
もうそんなになるんですね。
まさに
まさかこんなことになるとは。
あの頃はもう何が何だか分からず
ただ毎日言われたことをやるだけでした。
着替えを持っていくとか、
リハ病院を探すとか、、
合間の時間は仕事をして、
あとはお金の心配をするという。
まだ8823くんと仲良くなっていなくて
都心の病院までの運転が怖かったな。
8823くんの顛末、まだ書いてなかったね。
今度書きます。
救急で運ばれたJ病院の先生の
「若いから歩けるようになるでしょう」
の意味が分かっておらず、
一生障害が残るなんて思いもしませんでした。
でもあの頃のわたしがそれを知っていたら
絶望したでしょう。
分かっていなかったことは
それはそれで良かったと思います。
この1年、いろいろありました。
はっきり言って入院中の苦労は、
退院してからのそれと比べて断然ラクでしたね。
コロナのせいで夫に会えず、
なので病院へ行くのは週に2、3回程度、
ほぼ着替えの交換だけだったので
家族が常に現状を把握して
叱咤激励をする機会がなかったせいで
グレ夫は持ち前の甘えん坊ぶりを発揮して
ちっとも努力をせず、
そこが痛い、あそこが痛いと
リハビリを敬遠していました。
いま、左手がほぼ動かないのは
そのせいではないかと思ったりもします。
入院中、痛いから嫌だと言い張って
手のリハビリ、あまりやらなかったんですよね。
通院で担当してくれているOTの近藤さんに
(本名はご存知の通り近藤さんではない)
電気を流す治療をしてもらうたびに
「もっと時間があったら！」と言われ、、
そのことが悔やまれます。
思い通りに動かないグレ夫にヤキモキして
精神的な負担となりましたが、
退院してからはそんなグレ夫の様子を
目の当たりにすることになり、
さらにストレス蓄積に拍車がかかる、、
何度爆発したことでしょう！
それがこの1年で1番大変だったことかな、、、
他の皆さんのブログを読むと、
努力されてる様子が本当によくわかります。
それと比べてうちのグレ夫って、、、
何度も落ち込みました。
それが持って生まれたグレ夫の性格だから
仕方がない、とも思うのですが
これは全然、今でも納得できません。
これからもブチ切れ続けるんだろうな。
次に大変だったことは食事の支度。
散歩の見守りとか、お風呂の見守りとか、
大変でしたがグレ夫の成長につれ
だんだんとラクになっていきました。
でも食事の支度だけはラクにならない〜
そもそも病気になる前は単身赴任も長かったし、
戻ってからも週に1、2度は夕食が不要でした。
お昼だってもちろん不要だし、
週末も1回は外食してました。
外食大好きグレ夫。
(これがいけなかったんだな)
それが毎日3回家で食べる、、、
結婚生活30年超ですが、初めての経験でした。
しかも塩分に気をつけて、太らせないといけない。
すんごい大変でした。
だんだんと買ってきたパンを食べたり、
時々は外食したりして、
だいぶ手を抜いてましたが。
でもこれ、これからずーっと続くんだよねー、
ちょっと辛い。。
まぁ適当に手を抜きつつ頑張ります。
退院してきたとき、グレ夫が
「発症1年以内の再発率は7割」(だっけ？)
とか聞いてきてビビっていましたが
この1年、再発せずに済みました。
再発しない、ということが1番の目標だったので
これは達成できたことになりますね。
そして復職すること。これも叶いました。
明日から復職です。
この病気になって亡くなる方も多いなか、
グレ夫は運良く生き延びることができました。
もしあのとき、もし、、そう考えるとこわい。
生きててくれて本当によかった。
完全復活、とは言えないですが、
6.5割方は復活してると言えるのでは
ないでしょうか。
甘えん坊のグレ夫なりの努力で
お恥ずかしい限りですが
それなりにはやったのかなと思います。
(何やってんのかと思ったら、、)
(リセッシュを2階の自室に運ぶため工夫したらしい)
(重さでゆるいズボンがさらに下がる笑)
明日の復職1日目は出勤です。
職場まで一緒に電車に乗って行ってきますね。
